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上りは良いが、ダウンウィンドになった途端にジェノアはうまく開いてくれません。かと言って、ジェネカーをひとりで上げるのも大変そう。ダウンウィンドが悩ましい。それを解決するのが、ジェネカーをファーリングにする事です。 ![]() 図面はこのようになっています。トップのシャックルにジェネカーセールのピ ークを接続し、下側のタックはドラムから30cmばかり出ているワイヤーに 接続。ステイは固いロープで、よれにくくなっています。長さはヨットに合わ せてカットする事ができます。 ヨット先端のアイ(できればバウスプリットが望ましい)にドラム下のシャック ル(スナップシャックルがあります)で接続、ハリヤードで上げる。後は、ドラ ムにエンドレスロープが設置され、それを回すだけです。 先端のアイに設置されたドラムに、上図のようなエンドレスロープが設置さ れ、このロープにはラチェット付きブロックがあります。このブロックに1m程 の細いロープが付いており、これで、後部にテンションをかけて、クリート等 に結ぶ。エンドレスロープを引けば、ぐるぐるドラムが回転し、セールを巻き つける。簡単な構造です。 ラチェットブロックは、小さなレバー操作で、フリーにすれば、どっちの回転も しますし、レバーをロックすれば、一方向しか回転しません。 ![]() ます。 セールのラフはステイから離 れ、セール本来のカーブを、そ のまま展開しています。 |
さて、エンドレスロープでドラムを回転させますと、ステイのロープ が回転し、ロープステイに接続されたセールはロープと伴に回転 しながらステイに巻きついていきます。上から下に徐々に巻きな がら、最後は最下部のタック部まで巻きつける。展開する場合は、 エンドレスロープを引いて、ドラムを逆回転させる。 特徴 1)既存のジェネカーを加工せずにそのまま使える。ラフのカット 等は 不要です。 2)セール加工無しなので、セール性能をそのまま維持できる。 3)出航前に、マリーナでセールを上げておく事ができ、使用後、 降ろすのも、マリーナに帰ってきてからできる。セーリング中 の上げ下げは不要。 デメリット 1)乗らない時にセールを上げたままにしておく事はお奨めでき ません。セールが紫外線で傷んでしまいます。 注意点 ジブファラードラムと干渉しないように、最低でも30cm以上は 離す必要があります。できればバウスピリットをお奨めします。 ンハリヤードで上げる。ドラム下はバ ウスプリット先端などのアイに接続。 巻いた状態で、ハリヤードで上げ、 ドラムのエンドレスロープはコクピッ トに引っ張り、セットOKです。 下の写真はドラムを回して、半分くらい まで巻いてきた状態、セールピークの 上から巻いていきます。 写真からはわかりずらいのですが、ジブファーラーのように、上も下も同時に巻いていくのでは無く、全体が束のようになって、上側から巻いていきます。ドラムの中は回り、ステイが回転、しかし、タックに接続した部分は回転しない。よって、上から順に巻いていきます。 さて、シングルの時は、ジャイブする前に巻いてしまって、それからジャイブして、また展開するという事もできますから、シングルでも使う事ができます。 これで、ジェネカーの取り扱いが随分楽になりました。ダウンウィンドの悩ましさからも開放され、面白いセーリングが可能です。上りばかりでは無く、是非、ダウンウィンドをもっと楽しんで頂きたいと思います。 商品の詳細については、艤装品のページをご覧下さい。 |
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